中小企業が多い新潟県内では今月末に山場を迎える「春闘」。大企業では「満額回答」が相次いでいますが、県内でも物価上昇を上回る賃上げは実現するのでしょうか。

18日は大企業が労働組合に対して一斉に賃上げなどの回答を行う、春闘の「集中回答日」でした。

物価上昇や人手不足を背景として自動車業界や電機業界を中心に「満額回答」が相次ぎ、大幅な賃上げとなった企業が目立ちました。

こうした中、労働団体の「連合新潟」は18日、花角 知事に対し賃上げや労働環境の向上に向け県の取り組みを求めました。

【連合新潟 小林俊夫 会長】「賃上げに向けた環境整備という点においては、行政も重要な役割を果たす」

【花角 知事】「しっかり受け止めて、県としてできることを考えてまいりたい」

中小企業が多い県内の「春闘」は今月末から来月初めにかけて山場を迎える見込みです。
去年は、連合新潟全体で4.67パーセント、従業員数300人未満の中小組合で4.28パーセントの賃上げが実現しましたが、現時点での回答状況は…

【連合新潟 小林俊夫 会長】「県内全体で見ても、(従業員数)300人未満の中小で見ても、昨年を上回る回答の引き出しが進んでいる」

気になるのは物価上昇を上回る賃上げが実現できるのかどうか。長くマイナスが続いた実質賃金は、1月に13か月ぶりにプラスに転じました。

ガソリンの暫定税率廃止などで物価上昇が抑えられたことが大きな要因ですが、その元と言えるエネルギー価格は中東情勢で上昇。再びの物価高騰や景気の減速も懸念されています。

【連合新潟 小林俊夫 会長】「(原油価格が)1円値上がりするだけで、例えば1日何百万円と原価が変わってくる、1年だと何億になるという話は少し聞いている。注意して見ていくしかないのかなと」

花角 知事に16項目の要請をした連合新潟ですが、5月の知事選での対応も注目されます。

前回選では花角知事を支持した経緯がありますが、小林俊夫 会長は「4年間の花角県政を連合新潟として評価した上で、どう対応するか議論する」と述べました。