大雪による影響で、特に厳しいのが停電です。

新潟県柏崎市山澗に住む荒川光代さん(80歳)の家でも19日の朝から停電が続き、洗濯も入浴もできていません。

【荒川光代さん】
「全部石油ストーブの上で早めに鍋かけて作っています。少しでも明るい内に…」

荒川さんのお宅では、石油ストーブが頼りです。お湯を沸かして、煮物やカップラーメンを食べた後は、少しでも熱が逃げないように鍋に布を何重にも巻いていました。

暖を取るのにも工夫をしていると言います。

【荒川光代さん】
「湯たんぽにお湯を入れて…、こたつの中が暖かいから寒さはそれほど感じないです」

テレビもつかないため、情報源はラジオと携帯のみ。

【荒川光代さん】
「どの辺まで復旧しているのか、そういう情報がないでしょ。せめてその情報でもあれば、ちょっとは希望が持てるんだけど」

自宅への出入りが厳しい人もいました。

荒川一郎さん(80歳)の家は、雪と倒れた木で、高台に建つ自宅につながる道路がふさがれてしまいました。

【荒川一郎さん】
「これは後片づけが大変だわ。自衛隊にでも頼まなきゃだめだわ」

新潟県佐渡市でも停電が続いています。

【竹内一郎さん】
「もうお風呂も入れないし大変です。食事は車で買い出しできれば大丈夫なんですけど」

オール電化の自宅で暮らす竹内一郎さんは、家族でホテルに避難することを決めました。

東北電力ネットワークによりますと、完全復旧の見通しはまだ立っていないということです。
