デフリンピックは4年に1度開催される“聴覚障害者のオリンピック”。
初めて日本で開催される今回は100周年記念大会で、アスリートたちが80の国と地域から参加します。

沼倉さん夫婦には『東京デフリンピック』を通して世の中に知ってほしいことがあります。

【千紘選手】
「例えば、バドミントンをしている時の、打つ時の音は聞こえないです」
「聞こえる人たちには、想像ができないのではないかと思います」

【昌明選手】
「聞こえないことはどういうことか、是非想像していただきたいと思っています」

自宅玄関のチャイムは、音ではなく“光”で知らせる仕組み。
食卓での“会話”は、手話やアイコンタクトです。

【昌明選手】
「表情が豊かでボディランゲージが大きい人は意思疎通がしやすく、言葉が完全に伝わらなくても感情や意図を理解しやすいです」

【千紘選手】
「碧ちゃんには、コミュニケーション手段は問わず、自分の考えや意見をしっかりと伝えられるようになってほしいと思っています」