26日まで開催される聴覚障害者スポーツの世界大会『第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025』に、新潟県長岡市のバドミントン選手の夫婦が出場します。
2人は大会開催を通して、「聞こえないことを想像しながら“コミュニケーション”について考えてほしい」と話しています。

長岡市に住む沼倉昌明さん(40歳)と沼倉千紘さん(35歳)の夫婦2人は、耳がほとんど聞こえず、補聴器をつけて音の有無がわかる程度です。
【昌明選手】
「10月いっぱいは体を追い込んで、11月からはデフリンピックに合わせて調整」
【千紘選手】
「気持ちも含めて、いい状態になっていると思います」
これまでに夫婦で2回バドミントン男女混合ダブルスに出場。
最高成績ベスト8の2人が、今回さらに上を目指す“支えになる”存在は、2歳の長男・碧(あお)ちゃんです。
【記者リポート】
「きょうは家族3人での練習です。練習中、お母さんの千紘さんはいつもよりも笑顔が多いようです」

碧ちゃんにもまた聴覚障害があり、3人で目指す初めてのデフリンピックです。
【昌明選手】
「かわいくて、毎日更新で愛おしさが増えます」
【千紘選手】
「苦しい時、きつい時でも、碧が待っていてくれると思うと、『もっと頑張らなければならない』と思えます」










