2016年に147棟が焼けた糸魚川大火から間もなく6年。被災後の街づくりが順調に進んだことを記念する式典で糸魚川市の米田市長が「復興の局面は一定の目途が立った」と感謝を述べました。

10日に開かれた記念式典には被災した地元住民ら300人が出席しました。

2016年12月、糸魚川駅北側にある中心商店街で発生した糸魚川大火。強風による飛び火で住宅や店舗など147棟が焼け、260人が被災、56の事業所が被害に遭いました。

【糸魚川市 米田徹 市長】「生活と事業の再建、街の復興の局面は一定の目途が立ったものと感じている」

市は被災から8か月後に「復興まちづくり計画」を策定。飛び火の対応強化など災害に強い街づくりに加え駅北広場「キターレ」といったにぎわいの拠点づくりも行ってきました。計画は5年間で、78の事業のうち74件を完了したとしています。

【糸魚川市 米田徹 市長】「復旧はなんとかこぎつけて、そして今これからはそれを使ってこれからのまちづくりの中でどう復興していくのかというところが課題になっていくと思う」

式典の最後には未来を担う「こども消防隊」が紹介され、最後に火災を予防するあの言葉で締めくくりました。

「それでは行きます。火の用心!