発達する低気圧や前線、さらに上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる所がある見込みです。気象庁は、北日本と東日本では10日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼び掛けています。
気象庁によりますと、低気圧が西日本から東日本の太平洋沿岸を発達しながら東よりに進み、10日は日本の東から千島の東に進む見込みだとしています。また日本海北部にある低気圧も発達しながら、10日にかけてオホーツク海へ進むとしていて、寒冷前線が北日本から東日本を通過するということです。
さらに、10日は上空約5500メートル付近に、北日本では-30℃以下、東日本では-21℃以下の、この時期としては強い寒気が流れ込むとしています。
低気圧や前線に向かう暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、北日本と東日本では10日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる所があるということです。
気象庁は、北日本と東日本では10日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるほか、ひょうが降る恐れもあるため、農作物の管理にも注意が必要です。
今後の雨のシミュレーションを見ると、あす10日は北日本や北陸を中心に雨となる見込みです。その後、11日も北陸周辺などで雨の残る所がありそうです。
また12日は、東シナ海から奄美地方に伸びる前線の影響で九州南部などで雨となる見込みで、13日は九州や中国、関東、北日本で雨の所がありそうです。
なお気象庁は、12⽇から14⽇頃にかけて、沖縄・奄美では台風26号や停滞する前線の影響で⼤⾬となる所があり、台風の進路や前線の活動の程度等によっては、警報級の⼤⾬となる恐れがあるとしています。
今後の気象情報に注意してお過ごしください。










