新潟県魚沼市は21日、市街地近くの藪でクマ1頭を緊急銃猟で駆除したと発表しました。県内での緊急銃猟は初めてです。

魚沼市によりますと、21日午前9時ごろ、魚沼市古新田の住宅地付近でクマ1頭が目撃され、近くの山林内に逃げ込んだと警察へ通報がありました。

クマが出没したのは、小出小学校や中学校、佐梨保育園からいずれも数百メートルほどの距離にある藪の中です。クマの体長は75センチほどでした。

魚沼市は、現地で警戒と注意喚起を行っていましたが、人の日常生活圏内であり危険な状態だと判断し、警察と協力して周辺の安全確保を行った後、午後1時12分に猟銃により駆除しました。

9月の法改正により、市街地での発砲が条件付きで認められるようになったことから、魚沼市が緊急の猟銃使用を許可したということです。県によりますと、県内で緊急銃猟が行われたのは初めてです。