クマが樹皮を剥がす『クマ剥ぎ』の被害を受けた木は、製材品として利用することは難しいと、大川屋製材所の菅原保社長は話します。
「ものにならないので、これを木質バイオマス発電の燃料チップとして、砕いて燃やして発電する…。そういう使い方にしかならないんです」
関川村森林組合によりますと、村内のある集落では1ヘクタールの村有林から200立方メートルの木材を搬出する計画でしたが、そのうちのおよそ7%はクマ剥ぎの被害を受けたために燃料チップにせざるを得ませんでした。

「木というのは、約70年から80年前の先代たちが植えてくれた大切な木」
「それを燃やすっていうのはできない…」














