早くもお正月の話題です。鏡餅の出荷が始まりました。今シーズンの鏡餅はもち米の高騰により10%以上の値上げとなりますが、餅の需要は高まっているそうです。

サトウ食品の新発田工場で行われた鏡餅の出発式。
無病息災や商売繁盛を祈願して神事が執り行われました。

初出荷となった29日は384ケース、およそ2800キロの鏡餅が関東へ向けて出発しました。その価格は…

サトウ食品 佐藤元 社長
「もち米も2年前から比べると今年の決定価格は倍になりました。(去年よりも)値上げをさせてもらった価格で販売をさせてもらうことになる」

今もコメの価格高騰が続く“令和の米騒動”。もち米の仕入れ価格も高くなっているといいます。こうしたことなどから今シーズンの鏡餅は、前のシーズンに比べ、およそ11%から20%値上げせざるを得なかったということです。

一方で、去年のコメ不足をきっかけに餅の需要が高まっているとして、期待を寄せています。

サトウ食品 佐藤元 社長
「おいしいお餅をみなさんにお届けできるのではないかということが一番の期待と希望ですかね。ぜひ家の中で一番高いところに飾ってもらえると、きっといい年になるのではと思っています」

「サトウの鏡餅」は今シーズン合わせておよそ1000トンの出荷を見込んでいて、11月上旬ごろから店頭に並ぶということです。