また、避難所生活では、抜け毛対策をすることも欠かせないそうです。
県防災士会 ペット防災部長 永松航太 獣医師
「人とかに(毛が)くっついた服で避難所の中に入ってしまうと、犬猫のアレルギーの方がアレルギーを発症してしまうことがあるので、できるだけガムテープでペタペタ毛を取っていただきたい」

三石佳那アナウンサー
「一緒に避難して生活するとき、犬猫のアレルギーを持っている方への配慮という所ですね」
続いては『事前に確認しておくこと』です。
全ての避難所がペットを受け入れるわけではないため、ペットを連れていける避難所を、事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

ペットとの避難を想定した訓練を実施している自治体もあるので、訓練に参加して、避難所のルールやペット専用スペースについて確認しておくと安心です。
また、もしもの時に役立つのがマイクロチップです。体内に埋め込まれたマイクロチップを専用リーダーで読み取ると、飼い主の情報や連絡先、ペットの情報が分かるようになっています。かかる費用は3000円から5000円です。

また、マイクロチップに加えて鑑札や迷子札を首輪などにつけておくと、災害で離ればなれになったとしても再会できる可能性が高まるということです。

新潟県防災士会と新潟県獣医師会は今年8月、全国で初めて防災に関する協定を結び、情報発信や災害時の支援活動などで連携することを確認しました。
ペットの命を守るための取り組みは広がっています。飼い主の皆さんもいざという時への備えについて改めて考えてみてください。