一夜明け、ハチの巣に向かうと…

【ハチ屋代表 五十嵐晴美さん】
「400匹以上いそうな気がしますよね」

掃除機で吸い込み切れなかったたくさんのオオスズメバチが飛び回る中、作業開始。まずは掃除機と虫取り網で、巣の周辺を飛び回るハチを捕まえます。

その後、巣の中に煙を入れてハチを動けなくしたうえで、土を掘り起こします。

作業開始からおよそ3時間、取り出したのは7段の巨大な巣。
重さは4キロほどで六角形の巣穴には一つ一つに卵が産み付けられていました。

【ハチ屋代表 五十嵐晴美さん】
「無事に捕獲できて良かったなと思います。バチバチ防護服にぶつかってくる感覚が分かりましたし、防護服がなければとっくに刺されていたなと。卵の産卵も確認できたので、まだまだ大きくなっていきますね」

オオスズメバチは本来、山あいに巣を作ることが多いということですが、なぜ人里にこれだけに大きな巣を作ったのでしょうか。

県ハチ会は山間部でオオスズメバチが溢れかえり市街地に降りてきた可能性もあるとみて、調査を続けるということです。