新米の価格に影響するのでしょうか。JA全農にいがたは、今年産米の「仮渡し金」を発表しました。上昇幅は7~8割に上ります。
今回発表した「仮渡し金」は、JA全農にいがたが県内各JAに支払うコメの前払い金です。各JAはこの金額を踏まえ、生産者への支払い価格を決めます。

1等米60キロ当たりの仮渡し金は…
・最も取扱量が多い「一般コシヒカリ」は去年比+76%の3万円
・「魚沼コシヒカリ」は去年比+67%の3万2500円
・「新之助」は去年比+72%の3万1000円
また、最も上げ幅の大きい「こしいぶき」は去年比+86%の2万7000円としました。

価格上昇の要因として、肥料や農薬といった資材の価格、人件費などが高止まりしていることや、猛暑と渇水で追加の肥料代などがかかっていることを挙げました。

気になるのはスーパーなどでの販売価格です。
農水省によりますと、直近の銘柄米の平均価格は5キロ4200円台。JA全農はコメの小売価格への影響について、「スーパーによって価格設定の考え方が違うため、言及できない」と話しています。
