スタートから5時間経った、午前11時30分。
標高1432mの守門大岳に到着。

その山頂に広がるのは、“東洋一”とも呼ばれる『大雪庇』です。
日本海から吹き付ける湿った雪と強い風が作りだす巨大な雪の“張り出し”。
この時期にしか出会えない、雪の芸術です。

【新潟ランタン会の皆さん】
「疲れました、頑張りました」
「素晴らしい景色…」
絶景の山頂。
しかし、そこは危険な場所でもあります。
【新潟ランタン会 会長 渡辺茂さん】
「急に気温が高くなったので、雪庇が割れている…」
山頂の雪庇には、100m以上に渡って“深い割れ目”が入っていました。

「天気が悪い時に間違えて奥へ行くと、雪庇から落ちる」
「何年か前に遭難した方もいるので、注意が必要」
高さ10mを超える巨大な雪庇は、春になると突然崩れ落ちてしまうそうです。
