新潟市内の多くの中学校で4日、卒業式が行われ、3年生は喜びと寂しさをかみしめながら学び舎をあとにしました。5日は公立高校の入試です。
新潟市中央区の鳥屋野中学校では、270人が門出の日を迎えました。卒業生が入学したのは2022年、ウイルス禍による自粛が続いていた頃でした。学校行事に様々な制約がかかる中でも、この学び舎で多くの思い出を作ってきました。

【鳥屋野中学校 皆川宏志 校長】
「卒業後、『考えていた高校生活とは違った』とか、『こんなはずではなかった』と思うこともあるかもしれません。その時々で自分が幸せかどうかを決めるのも、選択した進路を正解にするのも皆さん次第です」

みんなで心を合わせて歌う最後の合唱。
家族や先生たちへの感謝の気持ちも込めました。

【卒業生は】
「新しい道へそれぞれが進んでいくっていう期待と、正直、この鳥屋野中学校から離れたくないっていう思いが混ざって変な感じ」
「たまに騒がしいんですけど、優しくて元気で明るくて、めっちゃいいクラスでした」
「お母さん、お父さんに支えてもらったので、まずは『ありがとう』と伝えたいです。高校からもまた自分の道で一歩進むという意味で『応援してください』と言いたいです」
一方、若干複雑な思いを抱えている卒業生もいるようです。実は、卒業式の翌日、5日は公立高校の入試なのです。
【卒業生は】
「卒業した嬉しさとあした入試っていう不安があって、あんまり素直に喜べない感じです」
確かに…その気持ちわかります。