新潟県長岡市にあるお寺の本堂に、小さな“図書館”がありました。
若い世代の「寺離れ」が進む中で、本を通じて“開かれたお寺”にしようと始まったこの取り組みは、お寺にどんな変化をもたらしたのでしょうか?

長岡市の与板町広野で江戸時代中期から続く照覚寺の本堂に通じる襖の先にある『ののさま文庫』。
【管理人 竹内幸子さん】
「“ののさま”っていうのは、阿弥陀様とか仏様を表す幼児語のことです」

本堂が“図書館”に変わるのは週に2回、日曜日と月曜日。
朝から多くの家族連れが訪れます。
「本が好きな子たちなので、たくさんいろいろな本をここで借りて読ませてもらったり、いつも遊ばせてもらっています」
絵本を読むだけではなく、本を通じた“交流”も『ののさま文庫』の魅力。

「絵本を見に来てるんだか、遊びに来てるんだかという感じで、すごくあたたかくしてくれるので、子どもたちも大好きな場所です」