介護報酬の“見直し”でひとつの危機を迎えている『訪問介護事業』。
待っている利用者がいる限り、なんとしてでも踏ん張り続けなければなりません。

【ホームヘルプサービス穂波の里 齋藤麻理さん】
「行った先で利用者が『元気かな』とか『倒れてないかな』とか…。精神的に負担が大きい仕事だからこそ、支出や収入の側面だけではなく、報酬を上げることを検討してほしい。それだけです」

国の介護報酬改定は3年に1回行われますが、3年を待たずに処遇を見直すことを訪問介護事業者は望んでいます。

もしも事業者が倒産してしまったら利用者はどうなるのか。
例えば手一杯で、ほかの事業所でも受け入れいてもらえない、という事態も大いにあり得えます。

介護は誰でも受ける可能性があるもの。
日本の未来に関わる問題として考えなければいけないと思います。