烈生さんは世界大会で「セコンド」を務めます。10月に前哨戦として初めて父親のセコンドにつきました。

岩木さんの息子・烈生さん(18)
「セコンドまで不安だったら、選手はもっと不安になるじゃないですか。試合中の時だけは頑張ってこらえていたんですけど、試合終わった瞬間涙が出てきちゃって…」

憧れであり、超えられない高い壁でもある父の存在―
一番の師匠の最後の挑戦を、この目に焼き付けたいと話します。

53歳となった“越後の虎”が息子と二人三脚で挑む最後の挑戦。

夢源会 代表師範・岩木秀之さん(53)
「本当を言うと、一番格好悪いところを見せたくない息子をあえて連れてきて、自分にとっても最後の試合だし、息子の前で無様な姿を見せられないっていう『背水の陣』で最後の挑戦を頑張りたいと思います」

岩木さんが出場するのは、35歳以上・73キロ以下の部門で、イタリアやスペイン、ウクライナなど世界各国の強者が集まります。

最後は笑顔で終われるように…
集大成の国際大会は12月1日、東京で開催されます。