ある日、田中翠恵さんの自宅に大きな荷物が届きました。

田中さんが次に挑戦するのは「100号」の大きさのキャンバス。
162cmもの大きさです。
「引き続き、絵の仕事を頑張ろうかなって思います」
「大きなキャンバスに細かく書くのはすごく根気が要り大変で、出来上がった時の“達成感”というのが忘れられない思いがあります」

10月からの1か月間、新潟県長岡市の国営越後丘陵公園で開催された『自閉症アーティスト ~成長の軌跡~ 田中翠恵アート展』の来場者からは、たくさんのメッセージが寄せられました。
コミュニケーションの“手段”から『生きがい』となった田中翠恵さんの作品には今、見る人の心に直接響くあたたかな思いが込められています。

田中さんの作品は、長岡市の公共施設「アオーレ長岡」や「ミライエ長岡」で開催している『アール・ブリュット まちかどギャラリー』でも12月13日まで展示されました。
田中さんはフェイスブックでも、新作などの情報を更新しているということです。