地震の記憶を語り継ぐため、中野さんが始めたサービスがあります。
『カタリdeツナグ』。地震を経験した語り部たちの証言をテーマごとに分けて、5分ほどの動画にしています。

学校で教材として使ってもらい、防災教育の出発点にして欲しいと期待しています。
【NPO法人 ふるさと未来創造堂 中野雅嗣 常務理事】
「体験談が風化してしまわないように、映像で残し使いやすい教材化する。映像教材自体も5分とか短い方が、子どもたちが考えるためのきっかけができたり、その後のさまざまな場面で活用しやすい」

中越地震の発生から20年ー
記憶をつなぐためには、“伝える側の工夫”も大切だと考えています。
【NPO法人ふるさと未来創造堂 中野雅嗣 常務理事】
「語り継ごうとするっていうこと自体は、ものすごく価値があるんです。語り継ぎ方っていうところについては、子どもの年齢だったり、興味関心というところに合わせたり、はたまた学校の中の雰囲気に合わせて、いろいろと工夫していく必要があるんじゃないかと思います」