新潟市北区では、もともと4つの児童館がありましたが、今年3月にその1つが施設の老朽化を理由に閉館となりました。

新潟市は人口1人当たりの公共施設の面積が政令指定都市の中で最も大きく、児童館の建て替えは行わない方針で、区は北区全体の児童館のあり方を検討しました。濁川や松浜など、もともと児童館がない地域もあり、子どもの居場所を「出張」という形で北区全体に届けられるよう「出張児童館」を始めたということです。
どこでも児童館 藤田加菜 館長
「『ここがあると安心して仕事に向かうことができる』という声をいただいたり『毎日でもやってほしい』という声もありがたいことにくださっている」

新潟市で初めて導入された「出張児童館」は、子どもを預ける保護者にとっても大きな支えになっています。
保護者
「どうしてもゲームとかが子どもたちのコミュニケーションの主流になっているところがあるので、人と人とが顔を合わせて出会って話したりとか、一緒に食べたりは核家族の時代なので、とっても良いことだと思う」