はたして自分は健康的で安全に歩けているのか?
高齢化が進む中、AIで健康な歩き方を知る体験会が開かれました。科学が介護を変えそうです。
【記者リポート】「スマホで歩きを分析して、健康寿命を伸ばそうという取り組みです」

23日に新潟県加茂市のデイサービス施設で行われた、AIによる歩行評価サービス「トルト」の体験会。数メートル歩く姿をスマホで撮影すると、専用アプリが歩行状態の評価と修正点を教えてくれます。
【60代男性の参加者】「自分では最高の歩き方だったかなと思いました」
しかし「トルト」は、ふらつきはないもののリズム感がもう一歩…と評価。“かかとあげ運動”のアドバイスを示しました。
【60代男性の参加者】「かかとあげは、ジムとかでみんなと一緒にやってればできるかなと」
この「トルト」は、AIサービス開発を手掛ける東京の企業が開発したもので“ふらつき・リズム・速度・左右差”を分析します。例えば高齢者の歩行状態を介護職員が共有することで、転倒防止などより良い介護サービスの提供が期待されます。

【エクサホームケア 松井真澄さん】「当たり前にあるツールとして皆さまに使っていただいて、健康寿命の延伸に我々もお役立ちできたら」
現在、新潟県内では4つの福祉施設がこのサービスを利用しているということです。
参加者たちは、科学で変わりつつある介護サービスを体験するとともに、健康な暮らしについて改めて意識していました。