ホテルマンとの“二刀流”脚本家との出会い

今回、6月末に新潟県胎内市で2日間のチャリティーイベントを行う声援団。
そのきっかけは、会場のホテルで働く池田真一さんとの出会いでした。

池田さんはかつて東京の劇団で俳優や脚本家として活動し、10年前、地元・胎内市に戻ってきました。現在はホテルマンをやりながら、脚本家や演出家として活動しています。

井上和彦さん
「全国各地でイベントを行ってきましたが、声援団のメンバー・かないみかさんが出演するラジオドラマの台本を書かれていたのが池田さんでした。その池田さんから『新潟でもイベントができないか』と相談を受けて2017年に一度、胎内市でイベントを行いました。今回はそれ以来となります」

脚本や演出を手掛けるホテルマンの池田真一さんは、地元の人たちにプロの声優の芝居を生で体感してほしいと意気込んでいます。

脚本などを担当するホテルマンの池田真一さん

「2017年の舞台では地元に特化した物語や“中条弁講座”をやりまして、来てくださったお客さんから泣いて笑ってもらって…『最高でした』とたくさんの方に言っていただきました。今回も声優の皆さんに朗読劇などを披露してほしいと思っています」

胎内市など新潟県の北部では1967年(昭和42年)の「羽越水害(8.28水害)」や2022年の新潟県北部豪雨など大きな災害に見舞われています。池田さんは地元を見つめなおすことで、被災地への思いも深くなるのではないかと考えています。

「地元の出来事を題材にしているので、地元でも大きな災害があったんだよと、他人事じゃないんだよと知ってもらいたい。そして、せっかく目の前で本物の演技が見られるチャンスなので、多くの人に体感していただきたいですね」