【上越市柿崎区総合事務所 石澤親久次長】
「冬になれば、北北西の風が強くなり、波も高くなるので、その影響で海岸・砂浜が浸食されている状況があるのかと」
人魚像の正面の沖には波消ブロックが並んでいますが、波消ブロックのない方から波が入って砂浜を削っているということです。
海岸清掃をしていた地元の人は…
「まさかここまでになるとは思っていなかったですね」
「夏は海水浴のシーズンなんで、夏までには今年は何とか…」
地元の観光協会では、夏に海水浴場がオープンできないのではと危惧しています。
【大潟観光協会 近藤誠一会長】
「間に合わないでしょう、この状態ですから…。どのような営業形態ができるかというスタンスでしょうね。毎年同じように海水浴場などをやっているんですけど、そういう形ができなくなるというのは悲しいですよね」

上越市では、今夏は隣の海岸で海水浴場を開く予定だとしています。
【上越市柿崎区総合事務所 石澤親久次長】
「若干位置が動くかたちになるかと思うが、安全に楽しんでいただけるように取り組んでいきたい」
海岸を管理している新潟県は2024年度以降、沖へ消波ブロックを設置する工事を行う予定だということですが、失われた砂浜に対して今年の夏は、なすすべがなさそうです。