万代へとつながる「栗ノ木バイパス」は交通量が多く、出勤や帰宅のラッシュの時間帯の渋滞や、それに伴う交通事故の発生が課題となっています。
新潟国道事務所によりますと、2017年から2020年までに栗ノ木バイパスにある栗ノ木橋交差点では、新潟国道事務所が管轄する交差点で起きた事故の中で最も多い12件の人身事故が起きていました。

【北陸地方整備局 新潟国道事務所 渡邉博幸 副所長】
「この高架橋ができますと、新潟バイパスから新潟市の中心部、例えば新潟駅、万代、古町の方面にスムーズな走行ができると。交通事故の軽減、簡単にアクセスできるようになりまして、物流の効率化、そういったところにも効果が期待できます」

工事が始まる前の「栗ノ木バイパス」では片側3車線の道路が並んで走っていましたが、上り線と下り線を切り離す工事を行い、空いたスペースに道路の土台となる橋脚を建設しています。

建設予定の84の橋脚のうち、41の橋脚まで着手しているほか、住民の要望などを受けて、これまでにはなかった道路も開通させています。
【記者リポート】「こちら栗ノ木バイパス、万代方面へ向かう上り線です。これまではあちらの信号でUターンしないと反対車線まで行けなかったんですが、去年12月、南笹口交差点ができて住民や利用者はショートカットできるようになりました」