県民生活に重くのしかかった「物価高騰」

一方で、県民の生活に重くのしかかったのが物価の高騰です。
買い物客は
「いつまで上がるんだろうと思って。いつも使うものは上げてほしくないですよね」
ウクライナ情勢や人件費・輸送費の上昇など様々な要因が絡み、この1年で値上げした食料品は約3万2000品目となっています。家計への負担は1か月あたり4000円増えると試算されています。

また、生活に欠かせないレギュラーガソリンは1リットル平均181円台と15年ぶりの高水準になり、家庭向け電気料金も10年ぶりに値上げされました。こうした経費の上昇は企業の経営を圧迫しました。

佐藤長・佐藤譲社長
「誠に申し訳ございませんでした」
食品スーパー「さとちょう」を展開する佐藤長が経営破たんに追い込まれ、ほとんどの店が譲渡されました。

また、弘前市の「ホテルニューキャッスル」が歴史に幕を閉じていて、11月までの県内の倒産件数は51件、負債総額は141億7000万円で過去5年で最悪となっています。