捨てられるはずのものに新たな価値を与えて再生させる「アップサイクル」
世界が2030年までに達成すべき持続可能な開発目標SDGs。その中から、目標12「つくる責任つかう責任」に焦点を当て、大変身しちゃったものを紹介します。

青森県田舎館村にある「アイアンプラネット ベースオブ津軽」。2023年4月に誕生したこの施設は、東北で初となる溶接のテーマパークです。備え付けの加工道具を使って溶接を体験をすることができます。

オープンさせたのは、平川市で鉄工所を営む長谷川鉄工です。

長谷川鉄工 代表取締役 長谷川睦さん
「元々廃工場だったんですよ。それをもう一度新しい工房によみがえらせたいなと思いまして」

捨ててあったシンクに足をつけたて再生させた洗面台や、鉄工所で出た残りの板を使用して作った床など、至る所でアップサイクルを目のあたりにすることができます。

企業とコラボしたアップサイクル商品もありました。「キハ40系」という引退した列車の座席に足をつけてよみがえらせた商品で、JR東日本との企画のために開発したそうです。(※現在は販売していません。再販については未定です)

白川アナが初めての溶接体験に挑戦!

せっかくなので、白川舞アナウンサ―が、溶接体験に挑戦!
体験するコースは「溶接機&工具60分使い放題 職人サポート付き 4400円」
鉄の端材を使って小物入れを作ります。

長谷川鉄工の佐藤彰さん(右)のサポートを受けながら体験する白川アナ

廃材を切断したり、形を整えたり…。約1時間で、世界に一つしかない小物入れの完成です。

白川アナ
「溶接というと難しいイメージがありましたが、こんなに簡単にできるとは!」

佐藤さん「世界でひとつだけの自分の宝物ができましたよ」

溶接は小学3年生から体験可能( 2200円~)スツールやサインプレート、ペンスタンドを作るコースもあります。自分で作ったら愛着もわきそうですね。

長谷川鉄工 代表取締役 長谷川睦さん
「木工や塗装のDIYはみんなやるが、鉄はやらない。僕でもできるんだ私でもできるんだと思ってほしいです」

鉄をもっと身近に感じてほしいという長谷川さんたちの思いは、この体験施設を通し、広がりを見せています。

青森テレビ「青森の未来へつなごう~アクション!私たちのSDGs~振り返りSP」2023年12月17日放送回より