青森県の八戸自動車道で大型トラックから外れたタイヤが衝突し、作業員2人が死傷した事故で、警察はナットの緩みが事故の原因の一つになったと見て捜査していることがわかりました。

この事故は、12月1日に盛運輸の大型トラックが八戸自動車道を走行中にタイヤが外れて男性作業員1人が死亡、1人が軽いけがをしました。

警察によりますと、これまでの捜査で事故現場から2キロほど離れた八戸西スマートインターチェンジ周辺でタイヤを固定していた複数のナットが見つかったということです。

盛運輸によりますと、トラックの運転手はナットの緩みの運転前点検について、ハンマーで叩いて確認せず「目視だけで行った」と話していました。

警察はナットの緩みが事故の原因の一つと見ていて、盛運輸の整備管理に不備があった可能性も含め、過失運転致死傷の疑いで捜査を進めています。