92歳ラストランの評価と今後の目標は…?

Q.92歳としてのラストランを迎えて、田中さん自身で今シーズンをどう評価してますか?

「ちょうどM90のクラスのちょうど真ん中辺に今いるわけですよね。ですから、私以外の各選手たちの一番の狙いどころはそのクラスの一番初めの年ね。ここに全力投球するわけですよね。これは特に新しい記録を狙えるような選手が特にこれに集中してね、前の年からも体作り・走り込み。というふうな形で、新しいクラスの記録を狙うということをやるものですから。したがってそっから1年2年3年と経っていきますとね、記録も落ちますけども、それが次のクラスにどう備えるかという
宿題になるわけですよね。ですから安心していられないというふうなことになるもんですからね」

「実は私、もう今、12月生まれですので、まもなく93ですよね。もうそれはあと2年、3年経つとM95になるんですが、それまでどう体力を維持してね、ベストの体調を維持して新しいクラスに繋げるかと。まぁ、70代・80代であれば何とかなりそうだなというふうになるんですけど、なにせ、90歳代だもんですからね。いつ何があるかわからないわけですね。ですから大きな課題を抱えて、もう2、3年頑張らなくちゃなんないわけです」

Q.95歳をベストな状態で迎えるためにも来シーズンはどう考えていますか?
「まぁ、一応の目的が達成されたので、力を抜くっていうか、力を抜くには抜くんですがね、この力の抜かし方を下手するとね、若い人たちの場合は、すぐに元に戻りますけれども、我々の場合はそれがなかなか難しいのでね。やっぱりなだらかに。グライダーのようになだらかに体調管理を含めて付き合っていかないと。『さぁ来年はいよいよ新しいクラスだ』というときに思うような結果に繋がらないんじゃないかと思いますんで安心も何もできませんよね。ということですので、あと2年、3年…力が落ちないように何とか練習の方も頑張りたいなと思ってます」