半世紀以上も愛され続ける理由
「むしおくり最中」は先代である父・憲昭さんが55年ほど前に開発しました。今では不二屋製菓を代表する人気ナンバーワンのお菓子になっています。
坂本さん
「お年寄りから子供まで食べてもらえてるので、五所川原のお土産として長く続いていけばいいなと思ってます」

あんこができたら、専用の機械で成型していきます。多いときで1日に3,000個も作るので、機械は朝から晩までフル稼働です。
インパクトのある独特な形の最中。世界に一つだけの特注の機械もまた、先代の頃から大切に使われている相棒です。
坂本さん
「何年かに1回、全然タイミングが合わなくなっちゃって。直してもらうんですけども、もうこの会社がなくなってるみたいなので、青森の問屋の機械直す人が直したりします」


あんこの作り方から最中の成型、機械のメンテナンス、全てを受け継いでできる「むしおくり最中」は坂本さんにとって…。
坂本さん
「ずっと残ってほしいから丁寧に作っていかなくてはいけないものと思ってます」
不二屋製菓の「むしおくり最中」。粒あんと坂本さんの思いがぎっしり詰まったお菓子です。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分 「#わっちタグ」2023年11月16日放送回より