<プロ野球ドラフト会議東京都内26日>
弘前工業高校の最速150キロ右腕・成田晴風投手は西武ライオンズから4位指名を受けました。弘前工業出身選手のドラフト指名は2015年西武9位指名の藤田航生氏以来8年ぶり。
成田投手は西武からの指名を受け、午後6時45過ぎに控室から弘前工業高校内に設けられた会見場に到着しました。
会見冒頭で成田投手は開口一番「素直にうれしいのが一番」と安どの表情を浮かべました。指名の瞬間は両親と握手を交わしたといい4巡目での指名については「もっと下位での指名だと思っていた」と驚きを見せました。
西武の印象については「育成が印象」と語り将来描く選手像として「日本代表になれるような日本を代表する選手になりたい」と将来像を描きました。
成田投手は青森県大鰐町出身の17歳。小学3年で野球を始め、中学までは軟式野球。弘前工業では1年春にベンチ入りし、秋から背番号1を背負う。185センチ、86キロから投げおろす最速150キロのストレートが持ち味で、ツーシーム、スライダー、カーブ、フォークを操り、今夏は県大会2回戦で甲子園に出場した八戸学院光星に敗れるも、強力打線から9つの三振を奪う力投で注目を浴びました。
父はやり投げの元国体選手で、母はハードル競技で活躍した〝陸上一家〟。両親はミニトマトとアスパラガスを栽培する農家。憧れは阪神などで活躍した藤川球児氏。