8月2日に開幕を控える青森ねぶた祭に向けた準備が進んでいます。警察と警備会社が25日合同で訓練を実施、警戒するのは「カラス跳人」です。

青森市で行われた合同訓練には青森警察署と県内7つの警備会社から約50人が参加しました。青森ねぶた祭の本番で起こりうるトラブルを想定していますが中でも力を注いだのは、ねぶたの進行を妨害する「カラス跳人」の対策です。
警察によりますと、去年は逮捕者こそいませんでしたがカラス跳人が数十人確認されています。訓練では暴言を吐いたり、花火を使用して暴れたりした3人の「カラス跳人」を警察官が警告をした上で協力して取り押さえる手順を確認しました。

※青森警察署 浅岡宏昭 地域官
「今年の青森ねぶた祭については吹き流し方式の本格的な運行ということになるので粗暴ハネトが出没するということが大変懸念されている。警察は全力で阻止して行きたいと思う」

大型ねぶた23台が出陣する今年の青森ねぶた祭は8月1日に前夜祭が開かれ2日から6日間の日程で4年ぶりに制限のない形で開催されます。警察は観光客の増加が見込まれることから去年よりも人数を増やして警備に当たるとしています。