ずれやま
「当時勤めてた会社の取引先の人だったんですけれども、私ちょっと手相とか見てあげることができるんですけど、その人の手に結婚線がなかったんです。『女性に縁がないですね』って言ったら(取引先の人が)『ああ、そうなんだ。俺女に興味ないんだ』って言ってきて。『もしかしたら男が好きってことですか?』とか言ったら(取引先の人が)『そうだよ』とかって軽く言ってきたんですよ。それで私も初めてその人に、『実は自分もずっと30何年隠してきたけど僕も男が好きなんです』って言ったら(取引先の人が)『ああ、そうだろうと思ったよ』って言われて。端々から(その雰囲気が)もれてたみたいなんですけど。」


新たな人生をスタートさせたずれやまは、LGBTQの“聖地”新宿2丁目で大きな役割を果たす。


ずれやま
「ある程度年齢がいってからゲイデビューしたので生き急いで学習しなきゃいけないと思って(新宿2丁目の)お店でアルバイトしたり、(新宿2丁目の)イベントを立ち上げてオーガナイザーをしてみたりとか」


ありのままの自分で生きながら、夢だった歌手としてこれからも曲を作り続ける。

すれやまさんがノートに書いた歌詞の一部
影響を受けた人物について「やっぱりあれだね。かぐや姫とか井上陽水とかの影響を受けてたんだろうね。」と語る ずれやまさん


ずれやまの曲作りのこだわりはいい曲を伝えたいという想いにつながる。

ずれやま
「言葉を選ぶのにも品というのは、ある意味大事にしたいなって。」


ずれやま
「ずっと下北半島各地のご当地ソングっていうのは発表はしてなくても作りためているんですね。それが何か観光PRになるみたいなことで使ってもらえるような素材ができたらいいなって思う。」