新型コロナ対策で使われてきたアクリル板やビニールカーテンなどのパーティション。新型コロナが感染症法で5類に引き下げられたことで多くの事業所や施設が撤去を進めています。不要となったいま、正しい処分方法と有効活用の動きを取材しました。

新型コロナが5類に引き下げられた8日、多くの場所でビニールカーテンやアクリル板の仕切り=パーティションを撤去する様子が見られました。
むつ市役所は、庁内に設置していたアクリル製の仕切りをすべて撤去しました。

※むつ市 山本知也市長「感染症の分類が5類に変わって、通常のインフルエンザと同じ形になりますので、アクリル板を撤去させていただきましたが、窓口の職員については、市民の不安解消のために、マスク着用で対応させていただく」

むつ市によりますと、庁内で使われていた約1000枚のアクリル板については、当分の間、庁内で保管して、今後、再び感染が拡大した場合に備えることにしています。一方、弘前市役所は、継続して設置すると決めました。

※弘前市 地域医療課 種市稔課長「コロナウイルスがなくなったわけでもないので、引き続き感染防止対策をしないといけないところもありますので、感染防止対策およびせっかく設置したので、その設備も有効活用という面でも引き続き窓口業務でも特別な理由ない限りでは継続していきましょうという形になっています」

当面は、設置して様子を見たいという思いと、有効活用したいという思いがあるようです。撤去して不要となったあとパーティションをどうするか、頭を悩ませているのは飲食店などの事業者です。
