13日未明、青森県六戸町の住宅の焼け跡から5人の遺体が見つかった火事について、警察は現場に灯油やガソリンなどがまかれた可能性があるとみて、放火殺人を視野に捜査していることがわかりました。
近隣住民によりますと火事のあと火元の家族4人のほか、近くに住む高齢男性の行方もわかっていないということです。

13日午前1時頃、青森県六戸町犬落瀬の左官業、十文字利美さん(68)の住宅から火が出ました。この火事で、住宅と隣接する車庫などあわせて3棟を全焼し、焼け跡から性別不明の5人の遺体が見つかりました。

警察によりますと、火が出た当時家にいた十文字さんの家族、7人のうち4人と連絡がとれておらず、遺体はこの4人の可能性が高いとみられてます。

※付近の住人「(子どもたちは)孫とも同級生。きのうも来て遊んでいた。いつも仲良くして遊んでいた。孫同士楽しんで遊んでいた。本当にびっくりして言葉にならない」

一方、残る1人の遺体について、警察は、同居する家族以外とし、この遺体の人物が関与した放火殺人も視野に捜査しています。近隣住民によりますと、火事のあと、十文字さんの近くに住む親族の高齢男性の行方がわかっていないということです。