青森県平川市の猿賀神社で28日、七日堂大祭が行われ、柳の枝のこぼれ具合いで農作物の作柄を占う「柳からみ神事」で2023年は「豊作」とのご託宣が出されました。

猿賀神社の七日堂大祭は旧暦の1月7日に行われる伝統の行事で、打ち付けた柳の枝のこぼれ具合いで農作物の出来を占う「柳からみ神事」は国の選択無形民俗文化財に指定されています。神社の奉仕者を務める三上家の名代・三上幹夫さんが長さ約4メートルの柳の大枝を掛け声とともに盤上に13回打ちつけて枝のこぼれ具合いなどから今年の豊凶を占いました。その結果、2023年は「豊作」で「春先の霜に注意し、夏の集中豪雨が心配される」とのご託宣が出されました。

※参拝に訪れた人
「豊作に期待するしかないですね」「2022年も大雨があったので2023年は穏やかな年になればいいと思う」

このあと、境内では無病息災のお守りとなるとされる「ゴマの餅まき」が行われ、神職が櫓の上から撒く紅白の餅を集まった人たちが我先にと拾っていました。