青森市出身の世界的な板画家・棟方志功がことし、生誕120年を迎えます。この節目に志功の母校・長島小学校で特別授業が行われました。

いまから120年前、1903年に生まれた棟方志功。生前、母校である青森市の長島小学校を訪れ授業をしていて、児童たちに囲まれて実に嬉しそうな表情を見せています。
27日は生誕120年の記念行事として青森県立美術館の山内久(やまうちひさし)さんを講師に特別授業が行われました。

児童たちは青森県庁南棟の正面玄関に飾られている絵「花矢の柵(はなやのさく)」を、志功は矢を北から南へ放つように描き青森から文化を広めたいという思いを込めたことを教わりました。

※児童たちは
「とてもすごい複雑な絵でこんなに大きな絵をひとりで作れるなんてすごいなと思いました」
「棟方志功さんは自分で夢を持っていてすごいなと思って僕もそんな人になりたいと思いました」
「誇らしく感じて自分も棟方志功さんと同じ学校に入学できてとても良かったと思いました」

児童たちは会ったことがない大先輩・棟方志功の業績に触れ、同じ小学校で学んだことを誇らしそうにしていました。