3月で閉校する青森県立鶴田高校の生徒たちが、地域の産業振興に向けて町や地元企業に自分たちのアイディアを提案しました。

県立鶴田高校で23日行われた「課題研究」の発表会には、相川正光鶴田町長や町の担当者、それに地元企業が出席しました。
提案は、鶴田高校最後の卒業生となる28人が地域が抱える課題を自分たちで見つけ、研究してきたもので、少子高齢化対策や観光資源の開発など、6つの地域振興策です。
このうち、伝統の継承と新たな土産品の開発という視点からは、江戸時代から伝わる、穀物の種を貼り付けて五穀豊穣を願う「弥生画」を手軽に制作できるキットとして販売するという提案を行いました。

※鶴田町 相川正光町長
「若者の声が地域を変えるんだという気概を持っていろんなことに参加して取り組んでほしい」

生徒たちは、間もなく71年の歴史に幕を下ろす高校を惜しみながら、地域の発展に向けプレゼンテーションを行っていました。