2022年8月、記録的な大雨により中心街が大規模に浸水した青森県鰺ヶ沢町について、県や町などの関係機関が対策を講じるべき項目を設定しました。これから本格的に緊急対策の計画が策定されます。
鰺ヶ沢町で開かれた中村川の緊急対策推進会議では、平田衛町長や県職員などが出席し今後の対策方針を協議しました。
鰺ヶ沢町は2022年8月、記録的な大雨により中村川から水が溢れたことなどで中心街で360棟以上が浸水していて、今後、同規模の雨が降ったさいに被害を防ぐことを目指しています。
19日の会議では、対策を講じるものとして4つの項目が設定され、このなかでは、川から水が溢れる外水氾濫を防ぐこと、住宅街の用水路などで排水が追いつかずに水が溢れる内水氾濫を軽減することなどが盛り込まれています。
今後は、各項目ごとに具体的な取り組みを協議し、今年3月に緊急対策のメニューを決めるとしています。
※青森県県土整備部 宮本健也部長
「河川管理者としては河川の改修をしっかり進めていくという話があった。ソフト対策では防災教育もやっていかなければいけない。少しでも早く住民のみなさんに安心して生活していただけるように関係機関一同力を合わせて頑張っていきたい」
緊急対策は今後、中村川流域の関係団体が一体となって対策に乗り出し概ね10年程度かけて完成させることになります。












