2022年5月に階上町(はしかみちょう)でスギ林などを燃やした罪に問われている元町職員の男の裁判が開かれ、青森地裁八戸支部は、男に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、階上町の元職員小守陽貴(こもり・きよたか)被告40歳です。起訴状によりますと、小守被告は2022年5月、階上町内の森林2か所で火をつけてスギ林など約7000平方メートルを焼いた森林法違反の罪に問われていました。
18日の判決公判で青森地裁八戸支部の内藤和道(ないとうかずみち)裁判長は「犯行は短絡的かつ身勝手で酌量の余地はない」として小守被告に対し懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。判決に対して小守被告の弁護側は控訴するかを「本人と協議して決める」としています。

きょう18日の判決を受けて、階上町の荒谷憲輝(あらや・のりあき)町長は「元町職員が有罪判決を受けたことは誠に遺憾であり、重く受け止めています。引き続き、綱紀粛正を図るとともに信頼回復に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。