年末年始の全国高校サッカー選手権でベスト8入りした青森山田。
前回大会の王者として臨み、連覇がかかる大会でしたが、手にすることができませんでした。

王座奪還へ闘志を燃やし、新チームが動き出しました。

全国選手権の準々決勝で敗れてから10日。白い吐息を吐きながら青森山田の選手たちが汗を流しています。

この週末から新チームでの練習が始動。新キャプテンを務めるのが地元・青森市出身の山本虎(やまもと・とら)選手です。

※青森山田高校 山本虎選手(2年)
「去年は苦しい1年間だった。今年はキャプテンとして自分の結果もだけど、チームの結果が一番大事。キャプテンとして先頭に立ってチームを引っ張っていきたい」

まだまだ未知数のチームを静かに見守る正木昌宣(まさき・まさのり)監督。J2町田の監督に就任した黒田さんからバトンを引き継ぎ、チーム、監督ともに新たなスタートを切りました。

※青森山田高校 正木昌宣監督
「日本で一番の組織を引き継ぐ。これからいろいろなことが見えてくると思う。大変さもある。一緒に19年やってきた。一番近くで見てきた」「勝負にこだわる青森山田らしさはしっかり受け継いでいきたい」


正木監督は青森山田高校サッカー部のOBで、選手時代は背番号10のストライカーとして選手権に出場。いまに続く青森山田、26年連続選手権出場の最初のメンバーでした。そして、次は指揮官として選手たちと全国の頂点を目指します。


※正木監督
「選手が思い切りサッカーができる状況を作り出す雰囲気だったり環境づくりを意識してやっていきたい」

この時期はボールを使ったトレーニングはせずフィジカルの強化を図ります。

※山本虎選手
「正木さんが新監督になって自分たちが結果を残せないまま弱くなったとは言われるのはいやだし、いなくなったからこそ結果を出して、正木さんと一緒に結果を出したい」













