雪国・津軽地方に伝わる伝統のこま、「ずぐり」の製作が青森県黒石市の津軽こけし館で最盛期を迎えています。
津軽こけし館で「ずぐり」を製作しているのは、津軽系こけし工人の小島利夏さんで、2023年で8年目になります。
こけしと同じ材料のイタヤカエデを、ろくろの回るスピードを調整しながら、5種類の鉋(かんな)を使って、「ずぐり」の形に削り出していきます。
「ずぐり」は、雪の上でも回せるように「立ち子(たちこ)」と呼ばれる軸が丸くて太いこまで、皿の様な形の「皿ずぐり」が重心が低く、初心者には投げやすいということです。
※津軽系こけし工人 小島利夏さん
「赤や黄色を使うことで華やかさや、柔らかな印象が出るように飾り独楽としても使ってもらえるように意識して作ってます」
津軽こけし館の「ずぐり」の製作は今が最盛期で、直径約7.5センチのものが1320円、9センチのものが1650円で販売しています。












