2022年の年末にいったん終了した「全国旅行支援」が、割引率を引き下げて10日再開され、冬の観光需要の回復に期待が高まる中、予期せぬトラブルに見舞われ休業を余儀なくされている旅館もあります。
岩木山の麓に位置する青森県弘前市の「嶽(だけ)温泉郷」です。温泉旅館が7軒立ち並ぶこちらの温泉街で発生したのは、温泉の温度の低下と湯量の減少です。各旅館に引き込んでいるお湯の温度が12月28日に下がり、80℃以上あった熱めのお湯は50℃程度となり、今シーズン営業していた6軒すべてが休業を余儀なくされています。このうち、小島旅館は県内で展開される全国旅行支援「青森県おでかけキャンペーン全国版」に参加予定でしたが、客を迎えることができなくなり肩を落としています。
※嶽温泉旅館組合 小嶋庸平代表
「温泉施設としては浴用に耐えられない温度になってしまっています。とてもつらい状況です。何とか早い復旧を望んでいます」
今は、源泉地へと続く道が雪のため通れないため、復旧に向けて弘前市に協力を要請しています。












