青森県六ヶ所村で現在、一時的に保管している高レベル放射性廃棄物、いわゆる“核のごみ”についてです。その最終処分地に関する文献調査が南鳥島で実施される見通しになりました。

小笠原村の渋谷正昭 村長は21日に経済産業省を訪問し、南鳥島で“核のごみ”の最終処分地の文献調査をしたいという政府の申し入れについて回答しました。

小笠原村 渋谷正昭 村長
「文献調査の実施については国で判断すべきという私の結論になりました。実施するということであれば、回答文の要請事項をしっかりと守っていただきたい」

赤沢亮正 経産大臣
「さまざまなご意見を尊重しつつ、国の判断で南鳥島での文献調査を実施させていただく」

“核のごみ”は現在、六ヶ所村の貯蔵管理センターで一時的に保管していて、最長で50年間保管したあと最終処分地に埋められる計画です。

最終処分地では、“核のごみ”を放射線量が下がるまで数万年にわたり地下深くの岩盤に埋めることになっていて、文献調査が実施されれば、南鳥島が全国4例目となります。

小笠原村 渋谷正昭 村長
「電気のない社会というのは、もう少なくとも日本ではありえない。その前提のうえで考えをまとめてきたところです」

また、経済産業省の赤沢亮正 大臣は21日、参議院の経済産業委員会で答弁に立ちました。

このなかで、今年度を目標とする六ヶ所再処理工場の完成へ事業者を支援する考えを示しました。

経済産業省 赤沢亮正 経産大臣
「宮下知事からの六ヶ所再処理工場の審査の進捗状況が見通せなくなっている懸念について、国として真摯に受け止め、産業界からのさらなる人材支援を調整する取り組みを通じ、完成に向けて官民一体となって総力をあげて取り組む」

青森県が中核を担う国の核燃料サイクル政策は、“核のごみ”、再処理工場いずれも大きな課題が積み残されています。

【写真を見る】

※リンクから画像をご確認いただけます。