ラーメンの具といえば、ネギ、チャーシュー、メンマが定番ではないでしょうか。
実は青森県のある地域では、ラーメンの具としてお麩をのせるのがスタンダード。鍋焼きうどんならまだしも、なぜラーメンにお麩が入るのか?ラーメンとお麩の関係について調べました。

お麩が入ったラーメン

地元では当たり前の麩入りラーメン! 

青森市浪岡では、全ラーメン店の約8割とほとんどのラーメン店で麩入りラーメンを提供しています。(2020年ATV「わっち!!」番組調べ)その中の1店、サンライズ食堂を訪ねました。

お麩入りラーメンを提供するサンライズ食堂

煮干しベースのスープに手打ち麺、具にはネギ、チャーシュー、メンマそして麩。麩は熱々スープをたっぷり吸いこみ、箸で持ち上げるとずっしりとした重量感。モチモチ食感とスープの旨みを一緒に味わうことができます。サンライズ食堂 2代目店主の三上善史さんに聞きました。

サンライズ食堂の三上店長


「うちは昭和40年の創業当初から具として麩を使っています。自分も小さい時から普通に食べていたので、ラーメンに麩が入るのは当たり前だと思ってました」
地元の方にとってラーメンに麩が入っているのは当たり前のことのようです。では、なぜラーメンに麩が入っているのでしょうか?

続いて訪ねたのは青森市浪岡の「小倉食堂」。同店は創業90年以上の老舗店。こちらも、創業当初からラーメンに麩を入れて提供していたといいます。3代目店主の小倉さんに、なぜラーメンに麩を入れているのか聞いてみました。

小倉食堂の小倉店長


※小倉食堂 3代目店主 小倉尚裕さん
「祖父が創業した当初から、麩は使っていたときいています。なぜ麩をいれたかというと、鍋焼きうどんには麩が入っていますよね。食堂で出すなべ焼きうどんは高級なんですね。なべ焼きうどんに入っている麩をラーメンに入れることで、高級感を出す意味合いもあったのかなという感じがします」

昭和初期、食堂のごちそうだった鍋焼きうどん。その鍋焼きうどんにのっている麩をラーメンに載せることで、ラーメンに特別感を出したのではないかということなのです。