2022年、青森県内で起こった様々な出来事を振り返る「あおもりこの一年」1回目は「事件・事故」を振り返ります。

■十和田市の高齢女性殺人事件  頭部に複数の傷跡、現場には血のついた木刀

※青森県警察本部 西川茂刑事部長
「…殺人事件と断定し、捜査本部を立ち上げました」


5月、十和田市の閑静な住宅街の一角で発生した殺人事件。84歳の女性が自宅1階の居間で頭から血を流して倒れているのが見つかりました。現場には凶器と見られる血のついた木刀が残されていました。

※近所の人は
「ただただびっくりしてます。穏やかに暮らしてる家族ですよ」「前まではあまり鍵をかけないで寝ていたけど、鍵をかけるようになった。不安ですね」

遺体の頭部には複数の傷跡。凶悪な犯行に捜査本部は犯人逮捕に向けて、連日周辺での聞き込みなどを続けます。そして、遺体が見つかってから16日後。

※青森県警察本部 西川茂刑事部長
「被害者の長男である小峰勝一59歳を殺人罪で通常逮捕しました」

母親を殺害した疑いで長男を逮捕。2か月以上にわたる精神鑑定の結果、刑事責任能力を問えるとして検察は殺人の罪で起訴。今後の裁判員裁判による真相の解明が待たれます。

殺人の罪で起訴された小峰被告