お世話になっている人に新年のあいさつを伝える年賀状。送り続ける人がいる一方で最近はSNSの普及もあり、「年賀状じまい」をする人も増えています。時代の流れに合わせて店にも変化が見られます。

※小野寺紀帆キャスター
「こちらの文具店では、終活年賀状が販売されています」


つづられているのは今年ではがきの年賀状を最後にするという年賀状じまいの文面です。「恐縮ではございますが、時代の変化もあり本年を持ちまして年賀状をご遠慮させていただくことに致しました。今後は、メールやSNS等でご挨拶させていただこうと考えております。」年賀状の代わりに今後は、メールやSNSで交流を続ける意思を伝えています。



※成田本店しんまち店 井桁章さん
「2年ぐらい前から扱うようになりまして、今年は3種類30セットご用意させていただきました。ことしは売れ行きも良く、もう6セットしか残っていなくて大変好評いただいております」

年賀状の当初発行枚数は、最も多かった2004年用は44億5000万枚だったのに対して、2023年用は16億4000万枚。約20年で3分の1に減りました。こうした時代の変化に日本郵便は去年、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送れる「スマートねんが」のサービスを開始しました。

※小野寺紀帆キャスター
「自分好みのデザインを選んで簡単に年賀状を作ることができましたました。これをLINEで送信したり、印刷をすれば、ポストに投函したりすることができます」

文字だけでなく、写真や動画、音声も送れて15種類のデザインから選べる「通常パック」は300円で利用できます。これからも新年のあいさつは、新たなコミュニケーションツールで続いていきそうです。