青森県おいらせ町にある樹齢1100年を超える「根岸の大いちょう」が、11月1日の暴風で、枝や幹が折れる被害がありました。町は、安全確保のため大イチョウに近づかないよう立ち入りを制限しています。
今野七海 記者
「暴風の影響で被害を受けたおいらせ町の大イチョウです。折れた木の幹や枝は神社までの通路を塞ぐように散乱しています」
「根岸の大いちょう」は、高さ約32mで樹齢1100年を超える県指定の天然記念物です。
いつもの年であれば11月下旬に葉が黄金色に色づき、多くの人たちでにぎわいますが、11月1日の暴風によって、この大きな木の幹が折れたとみられています。
おいらせ町の隣の八戸市では、11月1日、最大瞬間風速36.5mの暴風が吹きました。
幹や枝は鳥居にも倒れ、奥にある神社へつながる通路はふさがっています。
町の文化財を管理する 小谷地 肇さん
「八戸市では風速30mを超えているということでした。(風は)大変強く、雨も風も強い状態でした。私は就職して30数年になりますが、初めてのことです」
町は、安全確保のため大イチョウに近づかないよう立ち入りを制限しています。
また、業者に折れた枝の撤去を依頼していますが、2025年の大イチョウの紅葉までには間に合わない見込みだということです。












