昨シーズンの大雪に伴う「枝折れ」などの被害のため、青森市のリンゴ園では収穫量が例年と比べ半減した園地もあり、視察した西秀記 市長は、苗木の補助について検討するとしました。
青森市浪岡のリンゴ園では、「ふじ」などの品種で収穫時期を迎えていて、リンゴが色づいていますが、昨シーズンの“豪雪”の影響で「枝折れ」や「幹割れ」している木も目立ちます。
28日は、西市長が2025年の収穫量や生育状況を確認するため、2つの園地を訪れました。
このうちの一方のリンゴ園では、“豪雪”の影響のほか、野鳥やクマによる食害も重なり、収量は半減しているということです。
また、近くにある別の園地でも“豪雪”によって同様の被害が確認されていて、3割ほど収穫量が減少する見込みです。
リンゴ農家 有馬千代志さん
「今までの豪雪の時には、大体3本あれば、1本くらいいってても、2本ぐらいは助かってる。でも、今回の場合はそれ以上だったので、収量がだいぶ落ち込んでいる」
こうした農家の現状を目の当たりにして、西 市長は対策の必要性を述べました。
青森市 西秀記 市長
「(豪雪の影響が)傷跡として残っている状況を見て、だいぶ収量は少なくなるんじゃないかなと実感として持ちましたが、やはりそういった声があった。一番の課題が、苗木が手に入らないということですので、それを何とか対応できないものか、これから検討したい」
また、農家は冬場の作業のために園地の周辺の除雪を要望していて、市では例年よりも園地周辺の除雪範囲を広げるほか、時期を早めるなどの対応をとるとしています。












