JR東日本は昨年度、利用が少なかった路線や区間の経営状況を明らかにしました。
県内の対象は5つの路線、8つの区間で、このうち1日あたりの利用者が最も少なかったのは、現在代行輸送となっている津軽線の中小国駅~三厩駅の間で58人となりました。
※『平均通過人員2000人/日未満の線区ごとの収支データ【2024年度】 』の一覧①、②や『開示対象線区のご利用状況について【2024年度】』は、関連リンクなどからご覧いただけます。
JRが公表することにしている対象は、平均通過人員が1日2000人に届かない路線や区間で、昨年度、県内で該当したのは5つの路線8つの区間です。
このうち、1日当たりの利用者が最も少なかったのは、津軽線の中小国駅~三厩駅の間の58人でした。津軽線は、3年前の豪雨の影響で運休していて今回公表されたのは、バスなどによる代行輸送を利用した人の数です。
この区間の収支は2億9900万円の赤字で、100円の収入を得るのに要した費用を表す営業係数は1万649円となりました。
次に利用者が少ないのは、五能線・深浦駅~能代駅までの261人で20億8900万円の赤字、営業係数は3369円となっています。
JR東日本は、持続可能な交通体系について建設的な議論をするため路線や区間別のデータを明らかにしているとしています。
公表されている情報によりますと、赤字額が最も大きかったのは、羽越本線の村上~鶴岡区間で55億1400万円で、営業係数が最も高かったのは、陸羽東線の鳴子温泉~最上区間で2万2360円となっています。












