昨シーズンの記録的な“豪雪”を受けて、青森市が対策を強化します。
通学路の除排雪について対象を19か所増やすほか、リンゴ園につながる農道の除雪を従来より大幅に前倒しする方針です。
22日に開かれた青森市議会の雪対策特別委員会で市側は、除排雪事業の今年度の実施計画案を示しました。
青森市では昨シーズン、年末年始の“豪雪”で除排雪の遅れによる住民生活への影響を指摘する声が多く上がっていました。その1つが通学路です。冬休みが開ける5日前の時点で、全体の4割ほどで除雪が終わっておらず、道幅が狭くなっていました。
関係者からの要望を受けて、今年度は331か所を対象とし、昨年度より19か所増やすことを決めました。
青森市議会 雪対策特別委員会 赤平勇人 委員長
「学校側からもここが危ない・ここが新たに見つかったということで(除雪する)数は増えたのは大事。問題はそこがしっかりと除雪されるのか。特に通学路は子どもたちが通う場所でもあるので、とりわけ優先的にしっかりとやっていただきたい」
また、昨シーズン、“豪雪”でリンゴの枝折れが相次いだことを受け、従来より大幅に時期を前倒しして浪岡地区でリンゴ園の基幹農道を除雪することを決めました。
青森市は、リンゴの剪定が始まる1月には除雪を始める方針です。